物屋敷とは?ゴミ屋敷との違いや片付けのポイント・注意点を解説
物屋敷とは、物が溢れている家のことです。物屋敷を放置するとゴミ屋敷となり、生活が困難になったり、近隣住民とトラブルに発展したりするおそれがあるため、注意が必要です。本記事では、物屋敷を片付ける方法と、不用品を処分する際のポイントや注意点を解説します。
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物屋敷とゴミ屋敷の違い
物屋敷とは、さまざまな物が家全体に溢れている状態を指します。生ゴミはないため、病害虫やネズミ、悪臭はありません。しかし不用品が大量にあると、片付けに多大な時間と労力がかかります。放置すると、ゴミ屋敷に発展するおそれがあるため、早めに対処することが大切です。
物屋敷を片付ける方法
家に溢れる物を片付ける方法は、以下の4つが挙げられます。
- 自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用する
- リサイクルショップに売却する
- 不用品回収業者に依頼する
- 不用品譲渡サイト・フリマサイトを利用する
自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用する
一般ゴミとして捨てられない大きな物は、自治体に粗大ゴミとして出すことで処分できます。ただし、自治体によって、回収日や1回あたりで処分できる量は異なるため、事前に調べる必要があります。
リサイクルショップに売却する
処分したい物がまだ使える状態ならば、リサイクルショップに売却できる可能性があります。ただし、買取が成立するまでは、片付かないため注意が必要です。
不用品回収業者に依頼する
物が多すぎたり、片付ける時間が取れなかったりする場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。専門業者であれば、一度に大量の不用品を回収してもらえます。分別や運搬なども一括して任せられるので、片付けの手間がかからないのもメリットの1つです。
不用品譲渡サイト・フリマサイトを利用する
不用品譲渡サイトやフリマサイトを利用するのも1つの方法です。値段や受け渡し方法を自由に設定できますが、引き取り手や買い手が付かない場合は、片付けが進みません。
物屋敷を片付けるポイント
物屋敷を片付ける際のポイントは、以下3つです。
- 処分のルールを明確にする
- 作業スペースを確保する
- 家具・家電の処分は専門業者に依頼する
処分のルールを明確にする
片付けをスムーズに進めるには、処分のルールを明確にすることが大切です。1年以上使っていない、傷が付いている、似たような物がある場合は捨てるなど、具体的なルールを決めましょう。
作業スペースを確保する
片付けをする際、仕分けした物を置く場所がなかったり、ゴミを外に運び出しにくかったりすると、作業が進まず、モチベーションが下がってしまいます。片付けを始める前に、仕分けや運搬のための作業スペースを確保しましょう。
家具・家電の処分は専門業者に依頼する
大型の家具や家電などは、移動が難しく粗大ゴミの回収場所へ運ぶのも一苦労です。処分に大きな手間がかかる物は、不用品回収の専門業者に依頼することをおすすめします。
物屋敷を片付ける際の注意点
家の物を片付ける際は、以下2点に注意しましょう。
- リサイクル家電はゴミに出せない
- 一度に捨てられる量に制限がある
リサイクル家電はゴミに出せない
リサイクル家電とは、家電リサイクル法で定められた家電のことで、以下4種が挙げられます。
- 冷蔵庫・冷凍庫
- テレビ
- エアコン
- 洗濯機・乾燥機
リサイクル家電は、自治体では回収できません。処分する際は、指定業者に依頼して、リサイクル料金を支払う必要があります。
一度に捨てられる量に制限がある
自治体のゴミ回収では、一度に捨てられる量に制限があります。大量の不用品を処分する際は、制限を超えないように分割して出さなければなりません。違反した場合は5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金に処せられるので、注意が必要です。
物屋敷がゴミ屋敷化する前に片付けよう
多量の物が溢れかえっている物屋敷は、放置するとゴミ屋敷化するおそれがあります。家がゴミ屋敷化すると、生活が困難になり、悪臭や病害虫の発生原因となります。また近隣住民とトラブルに発展するケースもあるため、早急な対処が必要です。物屋敷を片付ける際、不用品を分別して適切に処分しなければなりません。不用品回収業者や自治体、リサイクルショップなどを活用して、スムーズに片付けましょう。